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***ドクターソフト評価版のバージョンアップ 11/15/1999***


 

11/15/1999 WEBのドクターソフト(DRS)を更新しました。下記改良点のうち、1,2は今回新たな改良点です。3以降は10/13/1999の改良点ですが、本ニュースに再掲します。

1)ミニオーダリングの機能アップ

以前は、NB832とミニオーダリングの起動の順序に制約がありましたが、今回のバージョンはどちらを先に起動しても同期がとれるようになります。

簡易予約機能をつけました。予約ー>再来チェックイン->診療->予約->会計 がシームレスにミニオーダリングでできるようになりました。

使い方のマニュアルは、ユーザーマニュアルに追加しましたので、必要な場合はユーザーマニュアルも更新してください。

2)レプリケーション

DBレプリケーションの機能は以前からありましたが、インストールが困難でした。今回、Webからのインストーラが完成しました。プログラムインストール画面で「RPL」ボタンを選択してください。

DRSのDBサーバー中のテーブルのスキーマも変更しますので、まず、サーバー上でレプリケーションシステムをインストールしてください。サーバーに正しくインストールできたら、クライエントにもインストールします。

レプリケーションを使っている場合、メインのDBが壊れたときに、クライエント側にて「DB切り替えユーティリティー」を使って非常用のDB(レプリカDB)に切り替えることができます。

**注意**レプリケーションのためには、メイルシステムを使います。メイルシステム自体のインストールは、本インストールプログラムでは行いませんので、ユーザーが行ってください。インストール用のマニュアルはホームページのニュースリリースにあります。

3)カルテ入力プログラムに辞書用カルテシートを追加

このカルテシートはテンプレートとしてだけ記録でき、患者情報は保存しません。たとえば、人体のいろいろな部分の絵を張りつけた辞書用カルテシートを用意しておいて、そこから別のカルテシートに必要な部分の絵をコピーというように使います。

カルテウインドウメニュー・テンプレート・読取専用カルテシート にチェックマークをつけて、その後カルテシートテンプレートとして保存すると辞書用カルテシートとなります。(変更しても保存されませんので注意)

4)複数の患者カルテシートをまとめて印刷する機能を追加

ある患者に複数のカルテシートを使っている場合、従来はカルテシートごとに印刷する必要がありました。今回の改良では、患者情報を読み込んでから、カルテウインドウのメニュー”印・”全患者カルテシート印刷”を選択すると、その患者の複数のカルテシートすべてを一回で印刷します。

5)検査結果のグラフ

検査結果に、血圧のように複数の数値がある場合(ベクター)、まとめてグラフ化できるようにしました。この機能を使うにはMS-Excel97以上が必要です。

検査結果の入力時に「120/80」あるいは「120 80」のように、数字、コンマ、ピリオド以外の文字で数字を区切ると、ベクターと解釈します。3値でも使えます。

6)カルテシートと病名の変更履歴を保存する機能を追加

カルテ電子保存のガイドラインに沿って、カルテ内容の修正削除の記録をすべて残す機能は以前のバージョンにも存在しましたが、修正記録を簡単に参照することができませんでした。今回のリリースにより、修正削除の履歴を、カルテ記入画面上で簡単に参照できるようになりました。

過去のカルテ修正で、来院日を選択後、カルテウインドウメニューの”訂正・オブジェクトの履歴 ”を選択すると、変更日の一覧が表示されます。日付を選択するとそのときのカルテシートが表示されます。

drs.iniの[nb1]セクションに「 KirokuObjectRireki=1」と書くとこの機能を使用できます。紙でカルテを保存する場合は履歴は不要ですから(DBの記録データ量が増加しますので)、指定しないでください。指定する場合は、YCにご相談ください。

7)処方一覧をカレンダーで表示する機能

過去の30回分の来院でおこなった処置/処方/検査をカレンダーで見ることができます。このとき、同一の処方内容、検査内容はまとめられますので、過去の変化を把握しやすくなります。

まとめる場合は、加算項目やコメントなど、治療と無関係な項目は省いてまとめます。

カルテウインドウメニュー/カレンダー/カレンダー処方一覧 を選択すると、カレンダーが表示されます。

8)カルテテンプレート選択時のスクロールバーの追加

”カルテシートテンプレートを開く”ときや、”所見テンプレートを開く”ときに、テンプレートを選択するためのテンプレート一覧窓が表示されます。テンプレート数がおおくて画面内に表示しきれないときには、スクロールバーを表示するようにしました。

9)カルテオブジェクトのCopy&Paste 機能

カルテ上に表示されている処方や所見など、任意のカルテオブジェクトを選択して、カルテウインドウメニュー・コピーを選択(または、Ctl+C)するとクリップボードにコピーされます。その後、WPなど他のソフト上で貼り付けを行うと転送することができます。(コピーアンドペイスト)

WPで紹介状などのテンプレートを作っておき、カルテ内容を貼り付けるような場合に使います。

処方オブジェクトは、処方内容をタブで区切った文字列としてコピーできます。処方内の項目を反転させると、反転させた項目だけコピーできます。

何も選択しないとすべての内容をコピーします。所見オブジェクトとテキストオブジェクトは、オブジェクト内の文字列をコピーできます。図形オブジェクトは、ウインドウズメタファイルとしてコピーされますので、ペイントブラシなどのアプリケーションに貼り付けることができます。

10)紙カルテを印刷する場合に、Doの内容を印刷しない設定と、点数を印刷しない設定を追加

カルテ印刷の設定ダイアログで、「 Do展開しない、」と「点数の印刷しない、」を選んでください。これにより、印刷されたカルテのページ数を減らすことができます。

11)レセプトチェッカ関係プログラム修正版

東京AISの「マイティーチェッカーⅡ」(略称:MC2)と連携できるようにしました。MC2は、薬剤や検査の適用病名をチェックするプログラムです。DRSと連携することにより、DRS上に薬剤や検査を入力した瞬間にチェックをすることができます。また、レセ印刷前にまとめてチェックすることも可能です。

MC2はDRSとは別売です。製品についての解説と問い合わせ先、ドクターソフトのホームページにニュースリリースがありますので、参照してください。

12)DRS起動メニューの追加

レセプトをファイルに出力したとき、そのファイルを参照するためのメニュー追加

13)診療録頭がき、領収書、院内処方箋tの変更

大きな変更は、

・診療録の患者住所欄を2行から3行へ広げた

・領収書、院内処方せんLIPSの場合、A5用紙がある場所がトレイであってもカセットであっても、自動的に選択するようにした(以前は、トレイを使っていた)。

その他詳細については変更ログmadop.logを参照してください(の中にあります)。

14)国保レセプトのOCR印字、ペン先のプリセット(DRS.INIへの設定追加)

・ペンの太さのメニュー追加:ペン先の太さと色を数種類プリセットしておき、メニューから一気に選択することが出来るようになりました。UPDATEインストールにより4種類のペン先が追加されますが、変更したい場合は、DRSINI設定プログラムでキー「DrsPen」で設定キーを検索して指定してください。

・国保レセプトにOCR印字するかどうか切り替え可能にする:DRSINI設定プログラムで、259番、キー名「PrintKokuhoReceptOCR」を選んでコメントにしたがって設定してください。

15)DB切り替えユーティリティーの追加

練習用データが入ったDBに切り替えて練習を行い本番DBに切り替えて実務を行う、とか、メインのサーバーが故障したときに、予備サーバー上のDBに切り替えて業務を続行する、ような場合にクライエントPC上で簡単にDBを切り替えできる機能を追加しました。

ドクターソフト起動メニューの中の、「データベース切り替え」を使ってください。なお、ユーザーマニュアルがまだ出来ていません。とりあえず詳細を知りたい場合は、変更ログdrskir32.logを参照してください。(中です)

***注意***この機能は強力ですが、うっかり間違って正規のDBに記録しそこなうこともありますので、注意してお使いください。YCでサポートします。

16)患者カルテ入力プログラムで全項目削除するときに、入出金ウインドウを消すようにしました。

 

以上   お問い合わせは、  drs@yuiconsulting.com  までよろしく。

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