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ドクターソフトニュース(2011-08-29)  2011秋の新製品-1  カルテのテンプレートがさらに柔軟で高機能に


2011秋の新製品-1  カルテのテンプレートがさらに柔軟で高機能に


<ビューの階層化>

テンプレートに配置できるビューオブジェクト(KOV)が強化されました。KOVの上にKOVを重ねて一体として扱うことができるようになりました。これにより、たとえば、所見や検査オーダーを循環器用、呼吸器用などの小さな領域に収めた部分テンプレートを作っておき、必要なときにワンタッチでカルテ上に貼り付けるような使い方ができます。カルテ上にたくさんの項目を配置しておく必要が無く、簡潔に小さな画面領域で必要事項だけを入力できるので、参照時にスクロールの必要が減り、瞬間的に多くの情報を把握することができます。

 階層化したビュー

 

<ドキュメントとビューの独立>

同じ内容の情報をいろいろな表現形式で参照できます。たとえば、ドクターがX線のオーダーを出す場合を考えてみます。ドクターにとっては、部位や方法を逐一タイプするよりも、すべての部位や方法を画面上に表示しておいてチェックマークをつけるほうが楽です。紙でオーダーするときにはそのような形式を使っていると思います。ところが、X線を実施する技師にとっては、すべての選択項目を見る必要がありません。ドクターが選択した事項だけを画面に表示すれば十分です。


従来一般に使われているオーダーシステムは、医師がオーダーを出す画面や、技師がオーダーを参照する画面をそれぞれ専用プログラムで作成していました。そのため、導入時のコストが高く、かつ、変更が困難でした。DRSは、両方の画面をテンプレートだけで作成できるので、非常に安価に、かつ、導入後の変更も柔軟にできます。しかし、旧バージョンにおいては、ドクターがオーダーを出すテンプレートと技師が受けるテンプレートが同一でした。このため、技師が参照する画面にも選択可能性のある項目がすべて表示され、画面が大きく煩雑でした。今度の新バージョンではそれが解決されました。 このビュー独立のテンプレートは、オーダー以外にもナースとドクターの間の共通情報の参照など、いろいろなところで役に立ちます。

 医師がオーダーを出す画面      技師がオーダーを受ける画面

<精密処方、精密注射の対応>

オーダーを出す画面も、受ける画面も、従来より使いやすくなります。ナース用に複数患者の温度板を一画面に表示することもできるようになりました。精密処方/点滴のオーダー、変更、実施時の流量変更、投薬所見、が可能になりました。

注射/点滴の量は、(全容積または全力価)と(単位時間流量または持続時間)の任意の組み合わせで可能。いずれか2値を入力するとそれ以外の2つの値は画面に表示され確認が容易です。薬剤混合の場合も、いずれかの薬剤の時間当たりの投与量を力価で指定すると全薬剤の流量を自動計算し、また、全薬剤の流量を指定すると各薬剤の単位時間の投与力価を表示します。

アンプル数も自動表示されるので、チェックがさらに厳密にできます。実施時に急遽流量を変更したり、なんらかのコメントを記録することも容易です。オーダーや実施時の変更や記入は、記録者のIDと日時が自動的に履歴として永久保存され、いつでもすべての履歴を参照することができます。


単位時間当たり流量を変更するとET(終了時刻)が、Dur(継続時間)を変更すると単位時間力価を変更すると全薬剤の流量が、それぞれ自動で変更される。

<スマートフォンやタブレット用のテンプレートも作成できる>

アンドロイドのスマートフォンやタブレットを使って、ナースがベッドサイドでオーダー確認やバイタル入力したり、医師がカルテをコピーして持ち歩くことができるようになりました。(別途スマートフォンの説明をご覧ください) このときのスマートフォンの画面レイアウトを、カルテのテンプレートて作成できます。通常カルテと同じ部品を使ってテンプレートを作成し、特別な名称でテンプレート保存しておくと、自動的にスマートフォン上に反映します。それぞれの病院や病棟で必要な参照/入力事項を簡単にスマートフォン上に配置、追加、削除、変更できます。


以上

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