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ドクターソフトニュース(2011-01-11) 片手でバイタル、ポケットにカルテ、スマートフォンがDRSと合体


片手でバイタル、ポケットにカルテ、スマートフォンがDRSと合体しました

<ナースの利用>

ナースは、ベッドサイドで、スマートフォン(SP)(*)に、片手操作でバイタル情報の記録を行うことができます。WiFiや電話回線など通信が不要なので、どんな場所でも記録ができます。ナースステーションに戻って、WiFiのカバー範囲に入ると、完全自動でSPに記録された情報が病院のDBに転送されます。WiFiの範囲内にしばらく置いておくだけで、担当患者のリストなどの準備も一切自動的に行われます。

<ドクターの利用>

外出中にカルテを見たい場合があります。たとえば、患者から電話がかかってきたときなどです。

SPはポケットに入るので、常時携帯することができます。院内でWiFiのカバー範囲に数分間居れば、自動的に担当患者の最新のカルテがSPに転送されます。転送された後は、電波の届かないところでも、所見、処方、病歴、来院歴をSP上で参照できます(カルテ記入はできません)。

たとえば、過去1カ月間に診察した患者の、過去5回分のカルテ、というように指定しておけば、WiFi範囲内にて、常時、自動的に最新情報が転送されます。転送範囲の条件はいろいろな設定が可能です。

過去1カ月間に診療した患者の、1カ月以上の過去も含む全カルテ情報(画像除く、のべ2000来院)をSP内に保持できます。SPは携帯電話、EMAIL、WEB参照用、音楽ビデオプレイヤーとしても使えます。

<サンプルを無料提供>

アンドロイドマーケットにて、「DRS」で検索してください。無料でインストールできます。インストール後、起動すると、サンプルデータ参照か、または、実際の利用か、の質問がPOPしますので、サンプル参照を選択してください。

サンプルデータは、上記、ナース用とドクター用のサンプルを含んでいます。メニュー選択、または、画面を横方向にフリックすることにより、ナース、ドクターを切り替えることができます。

実際に利用する場合は、DRS本体側に「シンクロナイズサーバー(SS)」をインストールします。SSプログラムは、標準のDRSに含まれていますが、初期の設定が必要ですので、サポート担当者に依頼してください。

<SPの入手方法>

現在、日本では通信キャリア(携帯電話サービスを行う会社、いわゆる電話会社)が、電話契約と同時にSP機器を販売しています。キャリアが販売するSPは、SIMロックされており、別のキャリアには接続ができなくなっています。

現在、DOCOMOもSOFTBANKも、DRSで利用できるアンドロイドスマートフォンを販売しています。

しかし、たとえば、現在DOCOMOに契約している場合、SOFTBANKが販売しているSPを使いたければ、電話契約自体をSBに変更しなければなりません。このような仕組みを「SIMロック方式」と呼んでいます。

SPを情報ツールとして利用したい場合は、SIMロックは大変不便な販売方式です。総務省は、通信キャリアに対してSIMロックを止めるようにアドバイズしているようですので、近いうちにロックは外れるでしょう。

SIMロックが外れた後は、SP機器を自由に選んで、すきな通信キャリアを利用できます。つまり、機器と電話サービスを別々に購入できるようになります。

(*)基本ソフトとしてアンドロイドを使っているスマートフォンであれば、いずれの機種でも利用できます。アンドロイド バージョン1.61〜2.3に対応しています(2012年9月時点でバージョン4.11まで対応)。IPhoneは利用できません。

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